お疲れ様です。
目が見えない状態でボールの鈴の音、選手の足音、チームメイトの掛け声で戦況を読んで相手のゴールへボールを攻め入れるゴールボールの試合はものすごい駆け引きですね。
リン、リンとボールの中で鳴る鈴の音が可愛らしいながら、選手以外物音を出してはいけない静粛な会場は緊張感の張りつめた試合の様子がなかなかハラハラドキドキします。
そんなゴールボールですがSNSではゴールボールの試合に感動して体験してみたい、体験会はないかな?とつぶやくコメントが多く見られたので、今回はゴールボールに興味を持った方向けにゴールボールの体験会についての情報や競技に必要なボールやゴーグルのなどの道具の値段、そして筆者個人的にゴールボールの転がるスピードがものすごく早く見えたので身体に当たって痛くないのか気になったので調べてまとめました。
1.ゴールボールの体験会はどこでやっているのか?
画像引用:https://news.mynavi.jp/article/20210818-1949097/
2021/8/31現在、新型コロナウイルス感染爆発で不要不急の外出するなと言われている状況でもゴールボール体験会が実施しているのは、東京のお台場・青海で2021年9月5日(日)まで開催されている「2020 FAN ARENA」のみです。
このイベントは競技会場で観戦できなくてもオリンピック・パラリンピックを楽しんでもらおうと企画されたものですが、新型コロナの感染拡大を防止するため参加対象は東京都民のみで事前予約が必要です。
なんでも東京びいきかよ~っとガッカリする方も多いですが、新型コロナウイルスが大暴れしていなければゴールボールの体験会自体はどの県でもいます。
「ゴールボール 体験会 (自分が住んでいる県名や地名などの場所)」で検索すると、筆者の海なし県でも無料でゴールボールに参加できる体験会やボッチャ・車いすバスケットボールなどのパラリンピックで注目が集まったパラスポーツのイベントページが多く出てきました。
体験会を実施している場所が東京都に集中しがちかなと予想していましたが、新型コロナウイルスさえなければ意外とパラスポーツに触れるキッカケが多かったなと思いました。
2.ゴールボールの専用ボールやゴーグルの値段はいくらするの?
1.ゴールボール
価格:28,600(税込)、IBSA国際認定品
ゴールボールで使用されるボールは大きさはバスケットボールと同じで重さはバスケットボールの約2倍の1.25㎏、中に鈴が2つ入っています。
ちなみにブラインドサッカーに使われているサッカーボールも音がなりますが、ゴールボールとの違いは大きさはフットサルボールと同じで、内側に金属の粒が入った金属ケースがいくつも縫い付けられている状態になっています。
画像引用:https://www.parasapo.tokyo/topics/14180
「音がなるボール」といっても転がす、蹴ると競技が違うだけでボールの仕様が違うのはパラスポーツも同じだと分かった同時に、ゴールボール公認のボールの値段にびっくりしましたね。
2.視覚障害者スポーツ専用アイシェード
価格:5,500(税込)
視力や視野などの障害の程度で差が出ないように、すべての選手は黒く塗りつぶされたアイシェード(目隠し)を着用しなければならず、試合前や試合中もアイシェードがズレていないか、試合中に勝手に触っていないか審判が厳しく確認するほど重要なポイントになっています。
スキー用ゴーグルを使う選手もいるそうですが、ゴーグルを顔に当てたときにレンズや通気口の部分から光が見えないようにテープ等でカバーをしっかりしないと不正を疑われやすいので、ゴールボール用アイシェードを使用している選手が多いです。
さらに視覚をふさぐために選手の顔にアイパッチを直接貼ってからアイシェードをつけるという徹底ぶりです。
ユーチューバー集団のフィッシャーズが実際にゴールボール用のゴーグルをつけてゴールボールを体験する動画を公開しており、アイパッチは使用していませんでしたがゴールボール用アイシェード(ゴーグル)はつけた瞬間に「ガチで何も見えない、光の方向が一切分からない。」と驚くほど何も見えない状態に驚き、試合中にぶつからない選手のすごさに感心していました。
視覚障がい者と偽ってパラリンピックやパラ競技大会に出場してメダルをとった事件がいくつもありましたが、ゴールボールは仮に目が見える健常者が不正に出場していたとしてもアイパッチに完全に光をシャットアウトする専用ゴーグルをつけているので悪いことはできないですね。
3.ゴールボールのボールは思いっきり体に当たって痛くないのか?
先ほど紹介しましたがゴールボールのボールの重さはバスケットボールの約2倍の1.25㎏で、ゴールボール男子のトップ選手は時速60~70kmキロの球速でわずか約0.5秒という早さで敵の守備位置に投げます。
ゴールに入らないように選手たちは全身を使ってボールを止めますが、そのダメージはボクシングのパンチを全身で休みなく受けているのと同じレベルとのことです。
リン、リンと鈴の音がなりながらバスケットボールより重い丸い物体が車の速度で飛んでくるのを思いっきり体に当たって痛くないのか?と呑気に聞いている場合ではないですね。
視界が全く塞がれた状態で怪我をしないように防具をつけて全身でトップ選手が投げたボールを止めてみろと言われても筆者は止める自信がない以前に怖くて身をちぢむことに集中しそうです。
4.今回のまとめ
いかがだったでしょうか?
視界が全く分からない状態で相手のゴールへ転がすゴールボールの試合に感動と興奮がありましたが、競技に使われているボールや道具の値段や仕組み、そしてゴールボールを全身で止めること自体が痛い痛くないで簡単に答えられるレベルではないことに驚きました。
しかし、ゴールボールに興味を持った人を健常者やハンディキャップを持っている人と関係なく参加できる体験会が新型コロナウイルスが感染拡大していなければどの都道府県もイベントを含めて実施していたことも分かりました。
新型コロナウイルスが落ち着いて我が子も目隠しで遊べる歳になったら、ゴールボールに限らずパラスポーツの体験会やイベントに参加したいです。
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