お疲れ様です。
シャコってそもそもエビの仲間?子持ちシャコって岡山県笠岡市のみしか食べれないの?など、青空レストランで紹介された今が旬である子持ちシャコについて調査しまとめてみました。
1.しゃこってエビ仲間?
甲殻類 軟甲綱 トゲエビ亜綱 口脚目(シャコ目)シャコ科に属する節足動物の1種であり、シャコ目に属する種の総称にも使われる甲殻類。
地方によってシャコエビ、ガサエビ、シャッパなど呼ばれ、シャコといっても食用種ではないものも存在します。
見た目は虫の面したエビに見えますが、エビは真軟甲亜綱というシャコとは別の亜綱に属しているので、関係はかなり遠いです。
生息海域は北はロシア沿海州から、南は台湾にかけて分布。日本では北海道以南の内海もありますが、波の穏やかな瀬戸内海はシャコの一大産地なので、岡山県では笠岡市や浅口市などでよく水揚げされます。
旬は産卵期である春から初夏で、青空レストランで紹介された子持ちシャコはまさに旬です!
ちなみに秋の方が身が傷みにくいです。
2.何故ボイルのものが多いの?
活きた新鮮なシャコは珍重されますが、貝殻を叩き割れるほど打撃力を持ち、水槽のガラスにヒビを入れる場合がある程、勢いよく暴れます。
さらに棘が多いため、調理時に手に刺さる場合があるので、一度茹でて(ボイル)してから胴体の側面にハサミを入れて上下の殻を剥くのが一般的です。
またシャコは絶命してから時間が経つと、殻の下で本来は脱皮時に使われる酵素が分泌され、自らの身を溶かしてします。
結果、中身が痩せてしまうのでその防止策として、新鮮なうちに茹でます。
3.実際美味しいの?おススメの食べ方は?
筆者も何回か食べたことがありますが、食感はエビのようなプリプリとしたものではなく、モサモサ(悪い意味ではなく)とした感じです。
見た目は虫のような見た目で気持ち悪く見えますが、エビと違ったアッサリだけど奥深い味わいなので、人によってはエビよりも好きになる場合もあると思います。
お寿司の場合は普通に醤油で頂くのが美味しいですが、シャコだけで場合は食べるぜひとも三杯酢でも味わって欲しいです。
三杯酢の酸味と甘味、塩味がシャコの味を引き立てて、お寿司とは異なるシャコの奥深さを感じられます。
三杯酢のレシピ
一般的には酢、醤油、煮切りみりん(数秒程みりんを加熱するだけ)を1:1:1の割合(酢を10ml使用するなら、醤油・みりんもそれぞれ10ml)で作るか、酢3:醤油1:砂糖2の割合で作ります。
みりんの代わりに砂糖を使った方が甘味を調整しやすいだけでなく、アルコール臭が苦手な人でも食べやすい三杯酢になります。
4.取り扱い店舗は?通販は?
道の駅「笠岡ベイファーム」
住所:〒714-0046 岡山県笠岡市カブト南町245−5
こちらの人気商品はシャコ真丈。
「真丈」とは、魚介類をすりつぶしたものに山芋や卵白などを加えて味をつけて調理をした、練り物の一種です。
見た目は虫見みたいでグロそうですが、笠岡ならではの加工食品なため、通販の取り扱いがありません。
笠岡だけなく、瀬戸内海に面した岡山各地の市場やお店などでは生きた状態ではなく一度、さっと茹で上げられたシャコが一盛り単位でしばしば販売されています。
シャコのことならおかべ水産
子持ちのシャコだけでなく、シャコの商品を多く取り扱っている「おかべ水産さん」
殻付き・オスメスと食べ比べができるお得なトリプルセットなどもあります。
北海道の春&秋シャコが味わえる
こちらは北海道産のみの商品ですが、春は旬で美味しいメスシャコ、秋は身もちが良いオスのシャコを取り寄せできます!
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