お疲れ様です。
皆さんの家庭のおでんはどんな感じですか?私は愛知と同じ中部地方にある岐阜の出身なので岐阜も味噌おでんと思われがちなのですが、母が京都の大学へ行った影響で、家ではお出汁を効かせたおでんの日と味噌おでんの日の2通りありました。
赤味噌を使った甘い味付けがとても好きですが、コンビニのおでんには余り味噌だれはつけないです。後から味噌ダレをつけても煮込まれていない状態とは全く違う感じがしてしまいます。
今のコンビニのおでんは本当に美味しくなったので、味噌ダレで誤魔化す必要がなくなったのも大きいですね。
さて、2020/12/3の秘密のケンミンショー極で全国おでんグランプリに宮崎の熱愛ローカルおでん「都城のおでん」が紹介されます。私は都城のおでんを人生で一度も食べたことがなかったのですが、おうちで作れそうなら作ってみたいなと食欲の好奇心が湧きました。
今回は一年中食べられている宮崎県都城のおでんについて調査しまとめました。
1.宮崎県の都城のおでんの特徴とは?
おでんツユは鰹と昆布のだしを合わせたものがベースに、味付けが家庭やお店ごとに違っています。
おでん ジャングルでは鶏ガラでじっくり取ったスープを足して、地産の甘口の醤油で味を調えた醤油ベース。
雨風では塩のみで仕上げてた塩おでんベース。
おでん りつはお酒、濃口醤油、薄口醤油、砂糖をちょっとだけを入れた醤油ベース。
お店のおでんは創業以来、継ぎ足し続けたツユが使われていることが多く、色は黒っぽく濃いが味はあっさりしています。
おでんの具は大根や牛すじ、たまごなど一般的なものがありますが、他の地域にはさらなる大きな特徴がキャベツ(春菊やチンゲンサイ、ホウレンソウなどの葉物野菜)・ナンコツ・おやしが入っていることです。
おでんと言ったら大根にちくわやはんぺんなどの練り物、こんにゃくにちくわぶのイメージが私には強く、野菜なんて皆無に等しいのですが、美味しいお出汁にお野菜が入るのは和風のポトフみたいで美味しそうだと思いました。
1.ナンコツの正体とは?
この“ナンコツ”は豚の軟骨のことで、おでんつゆに入れる前にじっくりと炊き込んだものを使うことで、箸や口の中でほろりと身は崩れます。
おでんの牛すじがホロホロでやわらかいものが大好きな私には聞いただけでヨダレがでてしまいます。
コラーゲンのぷるぷる部分とかたまらないんでしょうね。
ただ、海風さんは豚なんこつをおでんつゆではなく、甘辛い味噌で煮る「六白黒豚なんこつの味噌煮」として提供しています。
色的に麦味噌だと思われますが、一度は食べてみたいですし、味噌で煮込む料理が好きな県民として作ってみたいですね。
2.謎のおやしの正体とは?
おやしってなんぞや?と私も何も想像がつかなかったのですが、正体は「大豆で栽培された豆もやし」のことです。
私達が普段食べているもやしは緑豆から栽培されたもので豆が付いていないだけなく、豆もやしよりも太めです。
そういえば焼き肉屋で食べる豆もやしのナムルとかスーパーで売られている豆もやしを見る度に価格がちょい高めの割には茎?が細いなあと思っていたのですが、そもそも種が違っていたんですね。(栄養士過程で習った記憶がない脳)
おやしはシャキシャキとした豆の食感が残すために注文が入ってからおでんつゆの中に4〜5分入れてから提供され、キャベツや春菊も同様に予めおでんつゆに入れることはせず、注文が入って(食べる直前に)からになります。
もやしや葉物野菜をおでんに入れる発想が面白いですし、普通のおでんでは不足しがちなビタミンC(加熱でかなり減りますが)や食物繊維を摂れるのはいいですね。
2.都城おでんの取り寄せ方法はおすすめは?
ジャングル、雨風、りつを含めた、都城おでんを取り寄せできるか調べてみましたが残念ながら見つかりませんでした。
実際の都城おでんの味を取り寄せて確認してみたかったのですが、やはりおでんツユの味付けや具材のセレクトの個々の個性が沢山ありすぎて、味噌おでんのように一つの商品としてまとめるのは難しいからでしょうか。
味噌おでんも使う味噌や砂糖、出汁を使う使わないによってお店や家庭ごとに違いますが、味の違いは本当に些細なのですよね。
ジャングルさんが使っている地産の甘口醤油と思われる、宮城県の都城市で作られている甘口醤油を載せておきます。
3.都城おでんの作り方は?レシピは?
こちらも調べてみましたが残念ながら詳細な作り方は分かりませんでした。
ただ、おでんジャングルさんの提供できるまでに8時間もかけている豚なんこつの大まかな作り方が紹介していたので載せておきますが、新しい情報が入り次第、追記します。
豚なんこつの下処理及び仕込み方法とは?
①前の晩から豚軟骨を水に浸け、油抜きしてお湯で3時間煮る。
②下味つけてさらに3時間煮る。
③さらにおでんのつゆで最低2時間煮る。
実際に都城おでんを作ってみました!
顆粒の鰹だし(素材力 無添加本かつおだし(5g*28本入)【リケン】)を一包
粉末の昆布だし(和漢こんぶ茶)を付属のスプーンで3杯から4杯
業務用スーパーで購入した鶏だしの素(濃厚鶏味)をお玉の半分
甘みと具材の臭み消しに本みりんをお玉1杯分
九州醤油(家にあったのが甘露しか無かった高級さしみ醤油 甘露 をお玉の半分
これらでおでんつゆを作ってから、好きなおでんの具材を入れました。
おやしである、豆もやしがなかったので代わりに豆苗を入れ、キャベツと大根を大量仕込みました。(画像で見えているキャベツは氷山の一角に過ぎません。)
豚なんこつは残念ながらテレビで紹介された影響からか、地元で唯一取り扱っているお店に無かったので、仕込むことさえ出来ませんでした。
おうちでは鰹だしベースか赤味噌ベース、旅行では静岡おでんしか食べたことがなかったのですが、これが美味しくて美味しくてたまりません。
いつものおでんより味に濃くと深みがありながらアッサリしているので、手づかみ食べの息子が何度もおかわりするほどでした。
次回作るときは豚なんこつを何としても手に入れて作りたいですが、入荷の目処が立っていない内は、皮付きの豚ブロックで代用したいと考えています。
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