お疲れ様です。
原作を読んで、ドラマCDセットの単行本を買って、TV化決定した時には嬉しさMAXだった君色です。時間帯の関係で録画したのを見ていますが、毎週すごく楽しみにしています。
TV化以前に賛否両論がある「ヲタクに恋は難しい」ですが、どうしてそんな事態が起きるのか考察してみました。
1.恋人が成立している時点で「恋が難しい」じゃない?
・ヲタクはキモイから恋人にしたくない
・2次元の嫁なんて現実見てないじゃん
ヲタクに偏見を持っている人は大体はこのような考えであり、ヲタクが恋人が作るなんて難しいどころか無理な話だと思われます。しかしこの作品では「ヲタク」同士のカップルが2組もおり、そもそもヲタクを恋人にしたくないと言っていた主人公の成海が同じヲタクであり幼馴染でもある宏嵩と付き合うという展開に嫌悪感が沸いた人もいるでしょう。
元々、幼馴染が昔から主人公のことが好きだったから成立できたのであって、自分勝手な女という印象が強いのでしょう。しかしここで誤解を解きたいです。
話が進むことに成海&宏嵩だけでなく、会社の先輩である花子&太郎、さらに宏孝の弟くん尚哉もカップルではないですが、現在の付き合い方で本当に良いのかと悩み・葛藤する姿が描かれています。
「ヲタクに恋は難しい」はヲタクが「恋人」を作ることが難しいという意味ではなく、ヲタク故に恋人との付き合うこととは何か考えて、実行するのが「難しい」物語だと私は解きます。
2.夫婦でも作品の印象は違う
君色夫婦はともにヲタクであり、私はアニメ以前に原作で「ヲタ恋」は大好きだったのですが、夫はアニメを見るまでは余り良い印象を持っていませんでした。
理由は「ヲタクの恋ではありえない内容」ということ。そもそもストーリーが少女マンガのような必ず主人公には彼氏が付くみたいな設定が気に入らず、原作も1巻ぐらいしか読む気がなかったです。
しかしネットでTV化が決定して、声優さんがPV付きで発表された時に豪華声優で夫は興味は深々!TV放映が始まった途端に今までの評価はどこ行ったのやら、一巻に掲載されていた話に大笑いし、今まで読もうとしていなかった原作を読み出したりと変化があったりとしました。
「映像化とキャラクターに声が吹き込まれることで、漫画では分からなかった心情や雰囲気を理解することができた!」
「映像化してみると作品として普通に面白い!!」
OPの曲も気に入ったりと、すっかり味方側になりました!
原作では分からなかったけれど、映像化によってこの作品の良さが分かったことから、声優さんの演技力とアニメを描いてくださったスタッフさんの力が大きいと感じました。
3.不器用なカップルのコメディな物語として見てほしい!!
この物語にはヲタクならではのオマージュや専門用語がありますが、私が伝えたいのは「ヲタク」として見るだけでなく、不器用なカップル達のコメディ物語として見て欲しいということです。
「ヲタク」=「リア充じゃない」
カップルが成立している時点で「ヲタクじゃない!!」
←ヲタクでもリア充しているし、ヲタクカップルも沢山いるぞ!!
(SNSの書き込みでよく見かけるパターン)
「リア充」はそもそも「リアル(現実)を充実している人」のことを指し、これは恋人が有無し関係なく、趣味を楽しんでいる人も実生活を幸せだと感じている人も含まれています。
この作品はヲタクらしくないと言う人もいますが、ヲタクにも様々なパターンがあります。この作品に共感する点が多くあれば、これもヲタクの特徴なの?!と発見することもあります。
私は周囲が本当に色んなタイプのヲタクがいたので違和感も何もなかったのですが、この作品を反論する人は、本当にそのようなタイプのヲタクに出会ったことがないのでは?と考えました。さらにヲタクは世間では昔ほど冷たくはなくなりましたが、今でも隠して生きているヲタクがいるのもあり、アニメのように会社でも隠す必要なく喋れる仲間がいることに嫉妬する人もいるからだとも考えました。
今回はヲタ恋の良さを少しでも理解できれなと思い、この記事を作成しました。
ぶっちゃけ、ヲタ恋の物語の中に私自身にもあった恋の悩みや心情が描かれている所もあり、ヲタクでもこういう恋の悩みもあるんだよと言えます。
アニメはとても上手く構成されていて、原作を読まなくても充分に楽しめます!(夫の様子から)原作を見てから観るのも楽しいですが、「ヲタ恋」は時系列が原作ではバラバラなのでTV版は本当に観やすくて頭に残りやすいです。
このアニメでヲタクの実態が全て知れるわけではないですが私と夫も含め、ヲタクという言われている人も「普通の人間」です。
少しでも「ヲタ恋」と「ヲタク」の偏見が解消できれば幸いです!!
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